CONCEPTコンセプト

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当社は1976年(昭和51年)の設立以来、日本の産業界へ、『モノ創り』における設計開発フェーズに特化したアウトソーサーとして貢献してまいりました。

設立から産業分野を問わず、造船・自動車・各種プラント建設等に掛かる機械・電気設計開発、及び建築設備·配管等の設計に携わってまいりました。

バブルの崩壊、リーマンショックなど様々な会社の存続を揺るがすほどの脅威に晒され、
そのたびに自分たちのコーポレートアイデンティティに自問自答を繰り返しながら、事業変革を成し遂げ、今日に至っております。

その変革のたび重視していることは、技術系アウトソーシングではあまり執られない手法かも知れませんが、『サービスの絞り込み』でございます。

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ひと言でITと申しましても、技術領域や工程も多岐にわたります。
その全てを網羅し、顧客満足度を追求することは当社の事業規模では到底適う訳もなく、併せて社員の価値を高めるスキルマップを描くことも難しいと判断し、ITインフラ事業(仮想化技術・クラウドサービス)とエンべデッドソフト開発事業における上流工程技術に特化することを決意いたしました。

その不況下での苦悩と挫折を幾度となく経験し、痛切に感じたことは、やはり『企業は人なり』、これに尽きると思います。

苦しい状況を共に考え、行動し、切り抜けていく為には会社と社員の信頼関係が根底になければなりません。
その信頼関係は一朝一夕で築かれるものではなく、永い年月をかけて育むものです。
ましてや、帰属意識の浸透が難しいとされるアウトソーシング企業では、尚更のこと。

私たちは企業と社員の信頼関係には友人や家族とは違った『相互責任』があり、それをお互いが果たすことが重要だと考えます。

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企業の責任としては雇用を守り、社員個々の生活水準の維持・向上に努めることが最低限の責務であり、その上で勤務形態・給与形態における『ブラック企業』と称される要素の徹底排除は元より、社員一人一人の市場における価値を高め会社の収益を向上に繋げ、それを社員に安定的に還元する。

また永続的な雇用を実現する為にも、技術力を高められる受注案件をしっかりと見極め、社員それぞれがスキルアップを実現でき得る案件に就かせ続けること。

更に設計能力だけでなく、提案コンサルティング能力やマネジメント能力、コミュニケーション能力も併せて育成すべく、そのフィールドを用意し、提供することも必要だと考えます。

社員個々が存分に能力を発揮し、新たな技術習得にモチベーションを持って臨めるよう、社員一人一人の精神的・体力的キャパシティを見極め、適性と志向性をも加味した『適財適所』を心掛けること。

その中で時には社員からのアラートややる気を真摯に可及的速やかに取り上げ、多少のわがままやチャレンジも受け入れることも必要であると考えます。

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かたや社員の責任としては、与えられたフィールド及びリソースを活用し、トレンドをも意識した技術追求をしながら自己の技術スキルを向上させる為の努力を怠らないことは勿論のこと、チームメンバーやお客様との友好的な関係を築くに当たり、一人の社会人としての礼節を重んじ、モラルを欠くような言動はとらず、コミュニケーションを大切にすることであると考えます。

当社のエンジニアには、エンジニアという職制であっても『技術さえできれば良い』というものではなく、一社会人として世の中や社会のルールやマナー・モラルを守り、一人の人間としてご評価を頂けてこそ本物の『人財』になっていくものと信じて疑いません。

そうした日々の積み重ねによりお客様からの信頼をいただき、会社と共にリピートや拡販に繋げていく。

今また、新型コロナウィルスの感染拡大による経済への影響が懸念される中ではありますが、当社はこれまで同様にこの理想を追い続け、お客様の満足度を追求しながらも会社と社員の価値を高め、それぞれが満足度を得られるような自分たちなりのアウトソーサー像を実現していきます。